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私のお家どうなるの?壁に入ったヒビの危険度を4段階に分けて解説

 2024.01.27

壁にヒビが入る4つの原因

壁にひび割れが生じる原因は多岐にわたります。

その原因によって、ひびの入り方や種類が変わってきます。

この章では壁にヒビが入る4つの原因について紹介していきます。ご自身のお家のひび割れがどの原因によって起こったのか、照らし合わせながらご確認ください。

経年劣化

一般的な原因の1つは、経年劣化に伴うものです。

建物は時間とともに劣化し、壁の表面にひび割れが生じることがあります。ひび割れが発見された場合、多くは経年劣化がその要因であり、これを放置すると悪化する可能性があるため、早めの補修が重要です。

地震

地震も壁にひび割れを引き起こす原因の一つです。地震の揺れによって、壁の表面だけでなく構造体にもひび割れが生じている可能性があります。住宅の構造にひび割れが生じている場合、危険を伴うため、地震によるひび割れを発見した場合は速やかに点検および補修を行いましょう。

車や電車の振動

また、道路や線路が近くにある場合、車や電車の通過に伴う振動が地面から壁に伝わり、ひび割れが発生することがあります。よくあるケースではありませんが、道路や線路沿いに住んでいる場合はこれが原因でひび割れが発生しているかもしれません。

住宅の構造上の問題

建築時の構造上の問題もひび割れの原因となります。柱や基礎にズレが生じたり、建物が揺れたり傾いたりすることで、壁に歪みが生じ、ひび割れ(構造クラック)が発生します。構造上の問題によるひび割れは非常に危険であるため、早急に点検および補修が必要です。

 

危険度別!4種類のヒビ割れとその対処法

 

幅0.3mm以下のヘアークラック(危険度:低い)

幅0.3mm以下のクラックはヘアークラックといわれます。

ヘアークラックは今すぐ補修が必要というわけではありませんが、経過観察が必要です。ヘアークラックの周りの塗料がぷくっと膨れていない場合、しっかりと塗料が密着しているので、すぐに補修工事を依頼する必要はありません。

とはいえ、ヘアークラックが広範囲に広がっていたり、ヘアークラックの周りの塗料がぷくっと膨れている、塗料が剥がれてきている場合は外壁塗装で補修する必要があります。

そのままほったらかしにしておくと、雨水が侵入したりして住宅の内部からダメージを与えてしまうんです。

 

3種類の構造クラック:緊急性が高め

先ほどの章でもお話ししましたが、構造クラックはかなり危険度が高く、補修の緊急性が高めのクラックです。

建物の構造自体に影響を与えるクラックのため、放置すると基礎の強度が低下し、大きな事故につながる可能性があるため、早急な補修を依頼しましょう。

では早速3種類の構造クラックについて説明していきます。

 

水平垂直方向のひび割れ(危険度:高い)

お家の壁に水平・垂直方向にひび割れが発生している場合は、すぐに補修工事を依頼する必要があります。ただし、ひび割れ補修でメンテナンスが可能なので、そんなに高額な工事にはなりません。

水平・垂直方向に入ったひび割れは、住宅の構造に影響を与えません。お近くの塗装業者に依頼してひび割れ補修を依頼しましょう。

しかし、先ほどもお伝えしましたが、ひびが入ったまま放置しておくと、ひび割れが進行してしまいます。ひびが大きくなってしまうと、雨水が侵入してしまって、お家の構造に影響を与えてしまいます。

お家の構造に影響を与えるようなクラックになってしまうと、高額な工事が必要になってくる可能性があります。早急に工事を依頼するようにしましょう。

 

斜めに入ったひび割れ(危険度:かなり高い)

水平・垂直方向に入ったひび割れと違い、斜めに入ったひび割れは危険度がかなり高くなります。

住宅の構造は基本的に、水平・垂直方向にできています。斜めにヒビが入っているということは、住宅の構造バランスが崩れている可能性を示しています。

地震によって、住宅の構造に斜めの力がかかってこのクラックができている可能性もありますが、それでも構造バランスが崩れている可能性は否定できません。

構造バランスが崩れていてこのクラックが発生している場合、時間の経過とともにお家の外壁のいたるところに斜めのひび割れが発生する可能性があります。

 

早急な補修工事を依頼するとともに、耐震診断を依頼することをお勧めします。

 

バツ印のひび割れ(危険度:MAX)

 

もしも、お家の外壁に×印のヒビが入ってしまっている場合は、かなり危険です。構造クラックの中で最も危険性が高いひび割れになります。

これも大きな地震が起こって、住宅にかなりの負担がかかり、バツ印のクラックが発生する可能性があります。

しかし、地震が起こっていないのにこのようなクラックが発生している場合は、住宅の構造にかなり深刻な問題が発生している可能性があります

この場合、補修工事はもちろん、大規模な耐震補強工事が必要になります。また、耐震診断の結果によってはお家の建て替えが必要になる場合もあります。

もし、ご自身のお家にバツ印のクラックが入っている場合は、早急に専門の業者に依頼してください。そのまま放置してしまうと予想だにしない事故につながる可能性があります。

 

壁のヒビを放っておくとどうなる?4つの悪影響

壁のヒビを無視すると、住宅にさまざまな問題が引き起こり、その結果として住宅の寿命が短くなる可能性があります。

住宅に起こりうる問題として、具体的に4種類あります。以下でわかりやすく説明していきますね。

 

カビの繁殖促進

壁のヒビを放置すると、湿気が壁内に閉じ込められ、通気性が低下します。これが梅雨などの湿度の高い季節に重なると、カビの増殖がさらに加速されてしまいます。ヒビに溜まった汚れもカビの栄養源になるため、カビが住み着きやすい環境が出来上がってしまいます。

また、カビが住宅で繫殖してしまうと、お家内の大気中にカビが飛散してしまい、健康被害を引き起こす可能性があります。

 

雨漏りの原因

壁のヒビは雨水が内部に侵入する経路を提供し、雨漏りの原因となります。これが放置されると、外壁材の劣化が進み、住宅全体に損傷が及ぶ可能性があります。

 

シロアリの発生

壁のヒビからはシロアリが侵入しやすくなります。湿った環境を好むシロアリは、ヒビを通じて雨水や湿気が侵入した住宅内で生息し、木材の腐食を引き起こす可能性があります。

 

住宅の耐久性低下

 

壁は住宅の構造を支え、ヒビが進行すると外壁の強度が低下します。これが地震などの振動に対する抵抗力の減少につながり、住宅の耐久性が低下する可能性があります。

このように、壁のヒビから思わぬ形でお家に悪影響を及ぼしてしまいます。定期的なメンテナンスと早急な補修で未然にこれらの問題を防ぎましょう!

ところで、こういった補修はすべて家主の責任なんでしょうか?実はそうではありません。特定のケースにおいては、事業者の責任で補修してもらえることがあります。

 

事業者の責任で補修してもらえるケース

住宅品質確保促進法(品確法)に基づき、事業者は新築住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分における瑕疵(かし)について、10年間の補修責任を負います。

具体的には、ひび割れが構造耐力に影響を与えるか、雨漏りを引き起こす場合には、この10年の期間中に補修が義務づけられます。ただし、それ以外の状況では、補修を請求できる期間は契約書で明示された期間に準拠します。

補修の必要性を確認するためには、まず住宅の引渡しを受けた事業者に連絡し、ひび割れが構造に与える影響を調査してもらうことが重要です。

ひび割れの補修方法に関しては、外壁のモルタルによるひび割れに対しては、一定の幅がある場合にはU字またはV字にカットして溝を作り、そこにモルタルを注入する方法が一般的です。また、幅が0.2ミリ程度の浅いひび割れには弾性塗料を用いた吹き付け塗装が適しています。

補修後は、半年から1年に1回程度の定期的な状況確認が必要です。これによりひび割れの進行や再発を把握し、必要に応じて対処できるようになります。適切な原因調査と経過観察のために、写真なども記録しておくことが効果的です。

 

よくある質問

DIYで補修は可能?

0.3ミリ以下のヘアークラックについてはDIYでも補修可能ですが、それでも応急処置にすぎません。基本的には塗装業者に依頼しましょう。

ドア付近のクラックって危険?

壁のクラックも危険ではありますが、ドア付近にクラックが発生している場合は、住宅の構造に影響を与える可能性があります。早急に専門の業者に依頼しましょう。

 

まとめ

最後にこの記事の内容を軽くまとめますね!

壁に入ったヒビには大きく分けて2つの種類があります。それはヘアークラックと構造クラックです。

構造クラックの中にも種類が3つあります。それは

  • 水平・垂直方向のヒビ(危険度:高い)
  • 斜めに入ったヒビ(危険度:かなり高い)
  • バツ印に入ったヒビ(危険度:Max)

構造クラックを発見した場合は早急に、耐震診断と補修の依頼をしましょう。

ひびを放っておくと雨漏り、シロアリ、住宅の構造に影響を与えるなど、二次被害が起こる可能性があります。起きてからだと追加で費用が掛かってくる可能性があります。定期的なメンテナンスと早急な補修を心がけましょう。

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