【保存版】防水工事 改修用ドレンとは?役割や価格、工程をご紹介
2022.08.30
ベランダや、屋上は一見平らに見えますが、雨水を逃がすために勾配がついていて、防水層でおおわれています。
ドレンとは、雨水が勾配をたどって流れていく場所のことを言います。ドレンは、雨樋につながっていて、雨水はそこから下水道や側溝に流れ出します。
今回は改修ドレンとは何なのかをご紹介いたします。
目次
目次
1.改修ドレンとは
2.改修ドレンのメリット、デメリット
3.実際の施工手順、費用
4.まとめ
改修用ドレンとは?
改修ドレンとは、現在のドレンの上に新しく設置するドレンの事をいいます。
ドレンは防水層と雨どいを結合しています。ドレンが劣化してしまった場合、防水層とドレンが剥離してしまい、それが雨漏りの原因となってしまいます。その場合、劣化してしまったドレンと既存の防水層に新しい防水層を接着するより、新しく改修ドレンを既存ドレンの上に被して、それに新しい防水層を接着させる方が耐用年数が長くなるという理由から、防水改修工事の際に改修ドレンが用いられています。
改修用ドレンのメリット、デメリット
メリットとしては、先ほど挙げたように耐用年数が長くなるという点です。
逆にデメリットは、排水効率を低下させてしまうという点です。
改修ドレンは、既存のドレンにかぶせて施工するので既存のドレンよりも小さいものでないといけません。また、改修ドレンを取り付けると、ドレンの高さが改修ドレンのつば分(最低2mm)上がることになります。これも排水効率を低下する要因となってしまいます。
実際の施工手順と費用
所在地 | 大阪府大阪市 | 材料 | 鉛ドレン |
価格 | 19000円 | 工期 | 1日 |
Step1 既存ドレンカバーを外す、清掃
まずは、既存ドレンのカバーを外していきます。外したのちに清掃をします。
Step2 改修ドレンの取付、型合わせ
既存ドレンに合わせて、改修ドレンを切ります。
次に既存ドレンに改修ドレンを設置します。改修ドレンは鉛でできているので、ハンマーでたたいて、ドレンの廻りに形を合わせていきます。
この時、たたきすぎないように気を付けて、作業を行います。
Step3 防水層で接着
最後に、ドレン廻りをシーリング材で埋めます。シーリング材が完全に硬化したら完成です!
まとめ
今回は、改修ドレンとはなんなのか、設置する目的や手順をご紹介いたしました!
ドレンの劣化は、雨漏りに直結する原因となりますので防水補修工事の際に、併せてメンテナンスするようにしましょう!