塗装刷毛を徹底比較!用途別おすすめをご紹介【2022年度版】
2022.09.13
「お家をDIYしたいけど、どんな刷毛を使えばいいのかわからない」、「刷毛の種類が多すぎて何を購入すればいいかわからない」といった悩みをお持ちの方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、わからないからと言ってその刷毛の用途に合った使い方をしないと、刷毛がすぐに傷んでしまったリ上手に塗れなかったりします。
そこで、この記事ではたくさんの刷毛を完全比較して、用途別にどの刷毛を使えばいいのかをご紹介していきます。目次を用意しておりますので、ご自身の用途に合わせた刷毛をお見つけください!
目次
目次
・細かい箇所を塗る
1.新・白鳩薄口(大塚刷毛製造)
2.プリンス(株式会社タイホウ)
・広い範囲を塗る
1.ハンディ・クラウン SPエクステリア ペイント 平刷毛 100mm
・狭い目地の間や、タイルの間などの細かい箇所を塗る
1.自在目地刷毛(大塚刷毛製造株式会社)
2.刷毛 目地用(モノタロウ)
・鉄骨 プラント用刷毛
1.NEW 新鉄骨スリム(大塚刷毛製造株式会社)
2.刷毛 鉄骨 橋梁用(モノタロウ)
細かい箇所を塗る
出典:DIY Clip
基本的に細かい箇所を塗るとなれば、繊細な作業を可能にする筋交い刷毛が用いられます。
筋交い刷毛は刷毛に対して柄が斜めについています。この形のおかげで塗装時に自然な角度で腕を動かすことができるので、細かい繊細な作業に非常に向いています。
日本独自の刷毛で、海外ではのちに説明する平刷毛が使われています。繊細な作業に注力する日本人の精神が表れている刷毛ですね!
新・白鳩薄口(大塚刷毛製造)
出典:モノタロウ
「塗料含み」、「まとまり」、「伸び」が優れている三拍子揃った万能的な刷毛です。
ドアノブ廻りや電気スイッチ廻りなど、細かい作業も可能です。
プリンス(株式会社タイホウ)
出典:株式会社タイホウ
株式会社タイホウが生産しているプリンスは、中長毛なので塗料の含みがよいのが特徴です。
細かい場所のダメ込みにも使われます。ダメ込みとはローラーで塗ることのできない、狭いところや細いところを刷毛であらかじめ塗っておく工程のことを言います。
広い範囲を塗る
出典:DIY Clip
広い範囲を塗りたいときは、平刷毛を使います。
刷毛と柄が直線でつながっているのが特徴的です。
SPエクステリア ペイント 平刷毛 100mm(ハンディ・クラウン)
出典:Amazon
固めの化学繊維を使用しているので、非常に刷毛の腰が強く、伸びがいいのが特徴です。
この質で、465円はかなりコスパがいい商品です。
悪い点を挙げるとするなら、固めの化学繊維を使用しているため、ちぢれやすいという部分です。
粘土が高い塗料を使用する
出典:モノタロウ
粘土が高い塗料を使用する場合に用いられるのは寸胴刷毛という刷毛です。
刷毛の毛量が多いため、粘度が高い塗料でも伸ばして塗ることができます。
赤毛 寸胴刷毛 ラクダ印(モノタロウ)
出典:モノタロウ
非常に腰が強い良品質の馬毛を使用しているため、塗料含みがよく粘度の高い塗料でもしっかりと伸ばして塗装することができます。
狭い目地の間や、タイルの間などの細かい箇所を塗る
出典:モノタロウ
狭い目地の間や、タイルの間などの細かい箇所を塗る際に適しているのがこの目地刷毛です。
毛幅が狭く、柄も細いので塗り残しや塗料がしっかりと付着してない箇所のタッチアップなど細かい部分に使うことが多いです。
自在目地刷毛(大塚刷毛製造株式会社)
なんといってもこの刷毛の特徴は、柄先を折り曲げることができるところです。
狭くて腕しか入らないようなスペースでも柄先を折り曲げて、比較的楽に塗ることができます。
刷毛 目地用(モノタロウ)
出典:モノタロウ
目地刷毛ですから、細かい箇所の塗装に向いています。
少し毛の抜けが目立つものの、コスパが非常に良い商品です。
鉄骨、プラント用刷毛
出典:モノタロウ
鉄骨などの広い面を塗るために開発された刷毛で、塗料含みがよく伸びがいいのが特徴です。
鉄骨のボルトなどの凹凸がある下地でも問題なく塗装できるようになっています。
油性塗料を使うことが多いため、馬毛や豚毛など腰が強い耐久性に優れた刷毛です。そういった毛材を使用しているため、黒色や茶色の刷毛先をしています。
NEW 新鉄骨スリム(大塚刷毛製造株式会社)
出典:大塚刷毛製造株式会社
従来の大塚刷毛製造株式会社から販売されていた鉄骨用刷毛と比較すると、とてもスリムになっています。
ボルト廻りやボルトとボルトの間など狭いところでもボルトに当たらないので、塗り残しなく塗装できます。
塗料含みがよく、毛のこしが強いので伸びがよく広い範囲を塗る際に、効率よく作業できます。
刷毛 鉄骨 橋梁用(モノタロウ)
出典:モノタロウ
腰が強く塗料含みがいいので広い範囲を効率よく塗装することができます。
NEW鉄骨用スリムと比較すると、ボルト廻りの塗装のしやすさは劣りますが、コスパがよく、保証が購入時から一年ついているところが安心です。
まとめ
というわけでそれぞれの用途に合わせた刷毛を紹介させていただきました。
刷毛には細かい箇所の塗装に適しているもの、鉄骨などの広い面の塗装に適しているものなど、それぞれに特徴があります。施工箇所に合わせて刷毛を使い分けるようにしていきましょう。
しかし、刷毛を用途ごとに使い分けても下地の状況や場所によっては塗装が難しい場合があります。例えば、屋根など塗装が危険な場所がそういった場合に当たります。
ご自身での塗装が難しいなと感じた場合は、何社か実績のある塗装会社に相見積もりを頼んで、プロに任せるようにしましょう!